DNPデジタルソリューションズ AIの強化学習の成果を競うイベントの日本大会で2位を獲得、アジアパシフィックリーグ出場へ
大日本印刷株式会社(DNP)のグループ会社で、システムインテグレーション等の事業を行う株式会社DNPデジタルソリューションズは、5月26日、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が開催したAIの強化学習の成果を競う世界的なイベント「AWS DeepRacer リーグ」日本大会で、第2位の成績を収めた。この成果によって、日本大会上位入賞者として、アジアパシッフィックリーグへの出場権を獲得した。
DNPは、AWS DeepRacerの利用によるAIエンジニアの育成に取り組んでおり、その成果が発揮され今回の結果につながった。
今回の「AWS DeepRacer リーグ」日本大会では、完走者30名がタイムを競う中で、DNPデジタルソリューションズのグエン ディン ホアンが走行タイム(1周11.759秒)で2位となった。
今後は、「AWS DeepRacer リーグ」日本大会の上位入賞者として、アジアパシフィックリーグに出場し、AWSが12月に米国ラスベガスで開催する技術者向けカンファレンス「re:Invent」で行われる「AWS eepRacer Championship Cup」への挑戦を目指す。
「AWS DeepRacer リーグ」は、強化学習による完全自律走行が可能な実物の約18分の1スケールのAIレーシングカー「AWS DeepRacer」を利用したレースイベント。3月から10月まで、毎月WEBの仮想レース場で行われる「バーチャルサーキット」と、世界各地で開催される実機で行われる「Summitサーキット」がある。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに実機を使った「Summitサーキット」のレースが開催され、DNPは事前に開催された国内予選を突破し、9名が本戦に出場した。
レースでは、1人3分の持ち時間内に何度でも走行させることが可能なタイムアタックに2回まで挑戦できる。AWS DeepRacerが1周する間に4回以上コースアウトせずに完走すると、その周の走行時間が記録として認められる。AWS DeepRacerに搭載されたAIにプログラムを学習させ、最速の走行タイムを競うタイムアタック形式のレースとなっている。