DNP AI insideと資本業務提携を締結
大日本印刷(DNP)は、AI(人工知能)を活用してデジタルトランスフォーメーションを実現する技術を提供するAI insideと資本業務提携契約を締結した。
DNPは、企業や団体などから重要情報を預かり、各種通知物へのデータプリントから、申請書類の受付やコンタクトセンターの運営などの幅広いBPOサービスを提供している。また、通販や流通・小売業、金融等の企業向けに、マーケティング戦略の立案やMA(Marketing Automation)ツールの導入、データ分析に基づくプロモーション施策の実行・運用などのデジタルマーケティングに必要なサービスを提供している。
一方、AI insideは、AIを活用し、手書き文字をデジタル化する技術や、個人情報等を安全に運用するために暗号化、匿名化し、個人情報を取得せずにレコメンドする技術を有している。
今回DNPは、顧客企業の業務やマーケティングを支援するさまざまなサービスにAIを活用するため、AI insideと資本業務提携を締結。第一弾として、BPOサービスにAI insideの技術を導入し、さらなる品質とサービスレベルの向上を行う。
DNPは、2018年2月より、BPOサービスのデータ入力業務において、AI insideが保有するAIを活用したOCR(光学文字認識)技術を導入し、手書き文字の読み取り精度の向上を図る。また、書類の仕分け作業や審査業務へのAI導入により、24時間の処理体制の構築や繁閑差のある業務への対応など、サービスレベルの向上を進めていく。さらに、コンタクトセンター業務でのAIの活用に向けた共同開発も進めていく計画。