DNP 風味を長期間保持するアルコール飲料向け液体紙容器を開発

大日本印刷( DNP)は、アルコールに含まれる香気成分がフィルムに吸着することを抑制し、風味を保持したまま、常温での長期保存が可能な口栓付きのアルコール飲料向け液体紙容器「DNP低吸着包材(液体紙容器)」を開発した。

新開発の「DNP低吸着包材(液体紙容器)」は、従来の「DNP低吸着包材」と比較して低吸着性能が向上。例えば、清酒中のカプロン酸エチルの低吸着性能が13.5%向上することで清酒の風味の長期保持を可能とした。

この「DNP低吸着包材(液体紙容器)」は、充填機などの既設の生産ラインに対応可能で、設備改修や新規設備導入などの必要がない。

DNPは同製品を、清酒・焼酎などの酒類業界向けに販売し、2019年度で年間3億円の売上を目指すとしている。

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