DNP 電子図書館導入で、学生の読書習慣育成の実験開始
大日本印刷(DNP)と武庫川女子大学、日本電子図書館サービス(JDLS)は共同で、大学における電子図書館を導入し、学生の読書習慣の育成に向けた実証実験を武庫川女子大学で実施する。また大学内にある紀伊國屋書店のブックセンターや近隣書店と連携し、電子書籍の閲覧が、紙の書籍の購買に繋がるかといった効果検証も同時に行う。
今回の実証実験では、自宅や学内のパソコンやスマートフォン、タブレット端末で、インターネットを通じて、電子書籍の検索・貸出・閲覧・返却ができるDNPの電子図書館サービスを利用。図書館利用者は、会員IDとパスワードを入力するだけで、電子書籍を検索して閲覧することができ、貸出処理を行うことで、紙の書籍と同様に一定期間、特定のタイトルを閲覧することもできる。
JDLSは、国内の多くの出版社から電子書籍の提供を受けており、電子書籍を閲覧できる回数や期間に制限を設けるなど、著作権者の利益に配慮しつつ、新刊本やベストセラーといった生活者に人気の高いコンテンツを提供している。さらに、ネットワーク基盤構築を行うNTT西日本と連携して、電子図書館における学内のネットワーク基盤やクラウド環境でのサービスインフラの構築、サービスシステム、コンテンツまでトータルで提供する。