DNP 全巡回展「石岡瑛子 I(アイ)デザイン」第4弾を島根県立石見美術館で開催 情熱を刻み込んだ約500点の作品を一挙公開
公益財団法人DNP文化振興財団と株式会社DNPアートコミュニケーションズは、全巡回展「石岡瑛子 I(アイ)デザイン」の第4弾を2024年12月14日(土)から2025年2月24日(月)まで島根県立石見美術館(島根県益田市)にて開催している。
全国5つの美術館と連携し2023年から開催をしており、立石見美術館の後は最終会場となる富山県美術館において2025年4月から6月まで行われる予定。
■石岡瑛子氏(デザイナー/アートディレクター)
石岡氏は前田美波里を起用したポスターなどで頭角を現し独立。’70年代にはパルコ、角川文庫など、時代を揺るがす数々のキャンペーン、ファッションショーの演出、書籍デザイン等を手がける。’80年代初頭に活動の拠点をニューヨークに移して以降は、美術や衣装デザインなど、さらにボーダーレスに仕事の領域を広げ、舞台「M.バタフライ」でニューヨーク批評家協会賞、アルバム「TUTU」でグラミー賞、映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞するなど世界的評価を獲得している。
「石岡瑛子 Iデザイン」展とは
DNP文化振興財団は2020年に、「ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)」と「京都dddギャラリー」で、アートディレクター・石岡瑛子氏の仕事のうちグラフィックデザインを中心に構成した企画展を主催し、好評を得た。この実績を踏まえ、同財団とDNPアートコミュニケーションズは、全国のより多くの人々に石岡氏の魅力を知ってほしいとの意図を込め、全国の美術館5館と連携して2023年から巡回展を開催している。この巡回展は、gggと京都dddギャラリーの石岡瑛子展の監修者3名(石岡怜子氏、河尻亨一氏、永井裕明氏)が引き続き監修を担当し、両ギャラリーの展示コンセプトをベースに、各美術館の特長を生かした内容としている。
今回は石岡氏の前半期の代表作を中心に、一大センセーションを巻き起こしたポスターやCM、アートワークやスケッチなど、石岡氏が飽くなき情熱を刻み込んだ約500点の作品を一挙公開する。
会期中には、監修者によるギャラリートークや講演会、新春のイベント「新春瑛子みくじ」、石岡氏にちなんだお茶の提供など多彩な関連イベントも開催。また、美術館が所在する益田市の街に、複数のサテライト会場が出現し、地域のさまざまな店舗で石岡氏の作品や関連書籍が展示される「Meet 瑛子!」も実施される。
「石岡瑛子 I(アイ)デザイン」
会場 : 島根県立石見美術館(島根県益田市有明町5-15島根県芸術文化センター「グラントワ」内)
会期 : 2024年12月14日(土)~2025年2月24日(月)
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