DNP ホテル等の書店開業を支援するサービスを開始、「風呂屋書店」を札幌市のホテル内にオープン

大日本印刷株式会社(DNP)は、宿泊施設等の“書店業以外の事業者”に対し、従来のサービスに“本”を組み込んで利用者の体験価値を高める、書店開業支援サービスを開始する。同社はこの取り組みを通じて、書店以外の各種施設で本を販売することで地域の住民等が本を買う場所を提供し、国内の書店減少や書店のない自治体の増加による課題解決にも貢献する。

同サービスの導入第一弾として、9月19日にオープン予定である、「定山渓(じょうざんけい)第一寶亭留(だいいちほてる)翠山亭(すいざんてい)」(北海道札幌市)内の温泉と読書を楽しむ空間「風呂屋書店」の開業を支援した。この書店では、宿泊者だけでなく誰もが約2,500冊の書籍を閲覧・購入できる。

風呂屋書店(完成イメージ)

DNPは、今後、“本のある場づくり”の支援として同サービスを提供し、2026年度までに累計5億円の売上を目指す。宿泊施設のほか、サービス付き高齢者向け住宅、飲食店、オフィス、ビジネスラウンジ、リゾートマンション等に向けてサービスを提供していく。

また、DNPが取り組んでいる、学校教育現場での読書推進活動や、動画等を活用した新しい本の楽しみ方の開発とも連動させることで、本との出合いの場・学びの場の創出につなげる。

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