DNP 「活版印刷」の職人アーカイブ映像を公開
大日本印刷(DNP)はこのほど、「活版印刷」の職人たちのアーカイブ映像とDNPオリジナル書体「秀英体」の紹介映像をWebサイトなどで公開した。
DNPは1876(明治9)年の創業以来、書籍や雑誌の印刷を通じて出版と深く関わってきた。長年にわたり出版文化を支えたDNPの金属活字による活版組版部門は、印刷技術の変化に伴い2003(平成15)年、127年の歴史に幕をひいた。しかし、明治以来開発を続けているDNPのオリジナル書体「秀英体」は、金属活字からデジタルフォントへと進化し、現在も各種印刷物や電子書籍、ウェブサイトや映像用の文字として活躍の場を広げている。
今回、これまで日本の出版文化を支えてきた活版印刷職人の技を伝えるアーカイブ映像と、印刷技術の変遷の中で進化を続ける「秀英体」の姿を伝える映像を広く公開している。
映像コンテンツは、『その手が文字をつくるまで~活版印刷の職人たち~』と『人に想いを届けるフォント。大日本印刷の秀英体』の2つを用意。『その手が文字をつくるまで~活版印刷の職人たち~』は 「活版印刷の流れ」と、各工程の詳細「①作字」「②鋳造(ちゅうぞう)」「③文選」「④直彫り」「⑤植字」「⑥ゲラ刷り」の全7編で構成する。
『人に想いを届けるフォント。大日本印刷の秀英体』は、 「イメージ篇」(3分)と「本篇」(15分)の2つの映像を公開している。