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DICグラフィックス 価格改定を発表、グラビア・フレキソインキ/製⽸⽤塗料/⾦属インキは3月から、オフセット用は4月から値上げ

DICグラフィックス株式会社は、この春からのインキの価格改定について発表した。
主にパッケージ印刷向けに使⽤されるグラビア・フレキソインキや⾷品⽤⾦属容器などに使⽤される塗料・インキ製品の⽩インキについては3⽉1⽇出荷分より、また商業オフ輪インキや油性枚葉インキ、UV インキ、新聞インキの価格は4月1⽇出荷分より改定する。

【グラビア・フレキソインキ、製⽸⽤塗料、⾦属インキの価格改定について】
3月から価格改定するグラビア・フレキソインキや⾷品⽤⾦属容器などに使⽤される塗料・インキ製品の⽩インキについては、印刷⽤⽩インキの主要原料である酸化チタンが、原料鉱⽯の世界的な需給逼迫などの影響で⼀昨年より⼤幅に価格が上昇。今後も更なる上昇が懸念されている。
加えて樹脂や顔料などの原料価格も⾼⽌まりしていることに加え、エネルギー価格の⾼騰によるユーティリティ費、物流費、容器費、設備保全などのコストも増加し続けている。同社では、⾃助努⼒によるコスト増加分の吸収を続けてきたが、⽩インキについては既に限界を超えるレベルに達しており、このたびの価格改定を決定した。

各製品の価格改定幅は下記のとおり。
価格改定幅︓グラビアインキ(⽩⾊) 30 〜 50 円/kg
      フレキソインキ(⽩⾊) 30 〜 50 円/kg
      ホワイトコーチング(製⽸⽤塗料の⽩⾊) 30 〜 50 円/kg
      ⾦属インキ(⽩⾊) 30 〜 50 円/kg

【オフセット⽤印刷インキの価格改定について】
4月からのオフセット用印刷インキについては、昨今の世界情勢に伴う原材料およびエネルギー価格の⾼騰の影響で、ユーティリティ費、物流費、容器費などのコストが増加し続けている。さらには急速なデジタル化の進展により、広告・書籍、新聞などの紙媒体に使⽤される印刷インキの需要が減少し、収益を⼤きく圧迫していることなどを背景に挙げている。
同社では、これまで⽣産効率の向上や経費削減などに努めてきたが、これらのコスト増加分を⾃助努⼒だけで吸収することは極めて困難な状況となっている。今後の安定供給と品質の維持・向上を図るためには価格改定が避けられないと判断し、価格改定を決定した。

各製品の価格改定率は下記のとおり。(⾦銀インキ・特別対応品・特殊品(特殊容器を含む)などの⼀部製品については、以下の改定率と異なる)
価格改定率︓ 商業オフ輪インキ 20%
      油性枚葉インキ 10%
      UV インキ 10%
      新聞インキ 20%

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