【page2018】ビジネスイーブレーン MIS『P-MAN』活用と他システムとの連携提案
ビジネスイーブレーンは2月7日(水)から10日(金)までの3日間、池袋のサンシャインシティで開催されるpage2018に、印刷業務・経営支援パッケージ『PRINT MANEGER』(P‐MAN/総販売代理店:モトヤ)を出展する。
P‐MANは20~60名の中小印刷会社を対象にパッケージベースで開発されており、イニシャルコストを低く抑えることができる。今後はFFGSのワークフローシステム『XMF』、『XMF Remote』と連携したプリプレスワークフローの自動化、発注者との作業効率化を予定している。
印刷業は不確定要素や仕様変更が多く、情報伝達の不確定・遅れによる事故の発生率が高い。P‐MANは、『営業の商談』→『見積承認』→『見積提出』→『成約』の営業プロセスを情報化することで、組織的な営業展開を可能にする。これにより成約率・利益率を向上するとともに、製造現場への営業情報を正確に伝達して事故の発生率を抑え、迅速なスケジューリングで生産性をアップさせる。また、営業担当者はクライアントに制作・印刷の状況をタイムリーに伝えることで、不要な仕様変更を少なくする。
基本機能は見積管理、受注管理、作業指示、工程予定、実績管理、原価管理、販売管理、在庫管理。単なる数値管理だけでなく、データからタイムリーに可視化することがき、会社の目標の共有化や、個人実績の見える化、表彰制度への活用、作業予定と実績時間の比較など、情報から〝アクション〟に結び付ける。
管理者は個々の状況を把握するとともに、組織全体の損益構造を細分化することで損益構造を分析。このより正しい問題発見ができ、経営資源の選択と集中に向けた意思決定に有用な情報を得ることができる。また、各種情報の『見える化』に向け、グラフ・ビジュアル・色での表現などをリアルタイムで発信するダッシュボード機能を提供している。
各種伝票、指示書のフォーマットはユーザーが自由に変えることができる。このため、フォーマットの変更費用や時間的なロスが抑えられる。
XMFとの連携(予定)では再販時に過去の面付の確認が可能になる。XMFから面付PDFを書き出す際に、PDFへのリンクURLを記述したXMLデータを書き出す。P‐MAN側でURLを参照することで、ブラウザから簡単に面付PDFを閲覧することができる。また、XMFはプルーフ用TIFF書き出しやCTP出力のタイミングもXMLデータに書き出せる。これによりプルーフの出力状況やCTPシステムの稼動状況を、P‐MANにフィードバックできる。
XMF内部ではCSVがJDFに変換されて保持される。例えば、JDFに対応した印刷機や後加工機、POD機とのJDF連携の際に、P‐MANから書き出された受注情報が反映される。印刷機や加工機の稼動状況のフィードバックは通常JMF形式の通信でMISに戻ってくるが、XMFとMISをコネクトする『XMF Controller』を利用することで、JMF情報をXMLに書き出せる。これによりP‐MAN側にHTTP受信サーバを準備する必要なく、機械の稼動情報を反映することができる。P‐MANからジョブテンプレートを指定する運用のほか、面付テンプレートやワークフロー(処理の流れ)、プレフライトやトラッピング等のプリセットも指定でき、プリプレスオペレーションの完全自動化も可能になる。
XMF Remoteとの連携ではXML形式でページ承認とジョブ承認(校了日時)を書き出すことで、ページ単位の校了状況をP‐MAN側でも管理できる。P‐MANの顧客マスタをCSVで書き出せば、XMF Remoteの顧客としてインポートすることが可能。P‐MANから書き出したCSVの顧客名によって、XMF Remoteの顧客を自動的に引き当て、ジョブを自動Web公開することもできる。