株式会社ショーワのユーザーで構成されているSHOWA会は８月31日、第38期総会を書面で開催し、任期満了に伴う役員改選で会長に米原正信氏（勝美印刷株式会社　代表取締役社長）を選任した。

SHOWA会は前年度、４回にわたる講演会やヤマゼンコミュニケイションズへの工場見学会などで最新の印刷ビジネスについて学んだ。

特に第２回・第３回講演会は、２月13日にブライター・レイターの山下潤一郎氏、14日に（公社）日本印刷技術協会の郡司秀明専務理事を招き連日実施した。山下氏は、「生産性向上へのヒント～定型化・標準化された作業の自動化～」をテーマに、AIやロボットによる業務の自動化の失敗しない活用方法を解説。郡司氏は、「page2020からdrupa2020へ向けて～デジタル×紙×マーケティング～」と題して講演。導入機材を選択する際は時代に合ったマーケティング方法を基準に考えることが重要だとして、印刷物を活用したマーケティングの成功事例を紹介した。

今年度事業については、引き続き年２回以上の講演会、年１回の工場見学会を開催し、業界の動向について学ぶ。講演会は、2021年秋に予定している第39期総会と併催する。また、会費に関して、第38期分は徴収せずに、第37期分を繰り越すことを決定した。

【今年度役員】（敬称略）▽会長＝米原正信（勝美印刷㈱）▽副会長＝金子貴博（㈱金精社）、幅和弘（㈱ショーワ）▽監事＝山下英作（㈱旭洋社）、沼澤誠（㈱三進社）、柳川満生（㈱千葉印刷）、稲満信祐（㈱イナミツ印刷）▽監査＝生田一彦（㈱生田商会）