高速オフセット 1日の”あずきの日”にちなみ、廃棄される小豆の殻を混抄した用紙「小豆殻CoC」でアップサイクル啓発ポスターを制作
大阪市の株式会社高速オフセットは、2008年より環境に配慮した用紙・機械・インキでの印刷を取り扱っている。同社では、FSC(R)認証紙をはじめ、近年ではアップサイクル用紙やフェアトレード用紙での印刷サービスに力を入れており、紙製品の開発・研究プロジェクト「紙研究所」も立ち上げて活動している。
この度、紙研究所 の第11弾プロジェクトとして、小豆殻CoCを使った社内啓発企画を行った。同プロジェクトの対象は、高速オフセットの社員及び本社に来社する企業で、コセプトは「あずきの日は、食べて健康&サステナブルを学ぼう」。
毎月1日の「 あずきの日 にちなんでポスターを掲示。それにより、栄養たっぷりのあずきを食べる習慣とともに、廃棄される食材が紙となって生まれ変わる「 アップサイクル 」を意識してもらうことをねらいとしている。
制作した社内啓発用にポスターはA4サイズで、高速オフセット本社の休憩スペースに掲示している。採用した用紙「小豆殻CoC」は、紙質に特徴があるため、地色を生かしたデザインを意識した。内容もクイズ口調の文言にすることで注目を集め、用紙のもつ特徴に触れるような内容となっている。
ポスターと同時に、ポストカードのサンプル品も制作。同社では、サンプル品を創ることで具体的な提案に繋げ、ノベルティやDMにオリジナルデザインの発注も受け付ける。
「小豆殻CoC」は、用紙にインパクトがあるので、企画次第で目立つDMとしても利用できる。
廃棄されるはずだった小豆の殻を混抄した紙
“あずきの日”ポスターで採用した「小豆殻CoC」は、本来廃棄されるはずだった小豆の殻と紙の原料になる木材パルプを混ぜ合わせて作られた用紙。「いつも廃棄してしまっているこの小豆殻を何かに再利用できないか」という声からつくられたとのこと。
サステナブルな社会を目指して作られた用紙だが、紫色に小豆の殻がランダムに入った見た目が特徴的で、「小豆っぽい」用紙となっている。
質感も少しふわっとした感じであり、どことなく和のイメージも連想させる。小豆の赤い色は、古くから魔除けの力があるとされてきたため、縁起物や魔除けを表す印刷商品にも最適な用紙といえる。
株式会社高速オフセット https://www.kousoku-offset.co.jp/