高速オフセット 社内報750部の用紙を変更「ゼロCO2ペーパー」に 温室効果ガス200kgをGHG吸収クレジットに使用し、ペーパルからカーボンオフセット
株式会社高速オフセットは社内で発行している社内報の用紙を、「ZERO CO2 PAPER(ゼロCO2ペーパー)」に変更した。
同社は持続可能な開発目標に賛同し、2017年7月1日に総合印刷会社として、印刷物の制作・生産工程で必要な原材料、エネルギーなどすべてにおいて、環境負荷の軽減に努力し、その活動を持続するため、目標と計画に基づいた環境保全活動に自主的に取り組む方針を立てている。
ゼロCO2ペーパーは、用紙製造時に排出された二酸化炭素量を算出している。J-クレジットの仕組みを使い、二酸化炭素排出量に対するクレジットを購入することで用紙製造時に排出された二酸化炭素量を相殺している。また、奈良県にある天川村のJクレジットを利用することで、天川村の木々の手入れの資金に活用され、結果として温室効果ガスの吸収に繋がる。さらに「木を手入れする」という仕事自体も天川村の雇用の1つに繋がり、林業の価値を上げ、地域創生のプロジェクトとして展開が期待されている。
高速オフセットは2024年秋号の社内報の発行で、ゼロCo2ペーパーを使用し750部を発行したことで、「CO2重量は200kg」という結果を算出。この温室効果ガス(GHG)200kgをGHG吸収クレジット(天川森永遠の森プロジェクト)に使用し、株式会社ペーパルからカーボンオフセットした。
高速オフセットでは、総合印刷会社として「ゼロCO2ペーパーでの印刷物制作」を提供している。また、インバーコートやバナナペーパーなど、他にもカーボンニュートラルやクライメートポジティブの観点で製造された紙も取り扱っている。