高知・リーブル 前払いチケット企画でコロナ打撃の店を支援
新型コロナウイルスの感染拡大で売上減少に直面している店を応援しようと、高知県の印刷会社リーブルら有志が3月28日から、前払い制のチケットを店ごとに発行し、流通させる「コロナに負けるな!応援チケット」プロジェクトをスタートさせた。
プロジェクトに参加希望店は、チケットの取り扱い場所でチケットを受け取り、店の印鑑を押し、有効期限などを記入して客に販売する。チケットは1万円(2,500円4枚)と5,000円(1,000円券5枚)の綴りがあり、売り方や有効期限(最長半年)は、店が自由に設定できる。
プロジェクトを発案したのはイベント会社を経営する林幹郎氏。「自粛が続く中、何とか経済を回せないか」と考える中で思い付き、親交のある印刷会社リーブルの坂本圭一朗氏らと協力して具体化させた。チケットやポスター製作に当たって坂本氏は「自分たちも打撃を受けている立場。大変さが分かるので」と、手弁当で行ったという。
有志のメンバーは「なじみの客がチケットを買ってくれると店の励みになる。資金だけでなく、気持ちをつなぐ取り組みになれば」と、広がりを期待している。
プロジェクトには、28日時点で飲食店を中心に30店が参加。「みんなで協力して先が見えない不安を乗り越えていければ」と林氏。参加店舗は業種を問わず、今後も募集する。チケットは参加店舗で購できる。
【チケット取り扱い場所】
◆土佐御苑 高知市大川筋1-4-8
◆株式会社リーブル(営業9:00〜17:30/土日祝休み) 高知市神田2126番地1
(設置場所の追加、チケットのデータ提供等検討中)