株式会社いけうち（霧のいけうち）は、ソレノイド駆動により瞬間間欠噴霧が可能な直進パルススプレーノズル「SD-CC」を開発し、５月20日より販売を開始した。
新製品は、電気信号のON・OFFで噴霧制御が行えることで、使用液を節液しつつ、塗布や調湿などの用途に利用できる製品となっている。

パルススプレーノズルとは、電気信号のON・OFFにより噴霧制御を行う一流体スプレーノズル。電気信号をON・OFFすることでソレノイド部のコイルに磁界が発生、その際磁化された可動鉄心が動く仕組みにより、噴霧のON・OFFを制御することが可能なノズル。

いけうちのスプレーノズル『SD-CC』は噴口直前で噴霧制御を行うことで、応答性高く繊細な噴霧が可能な製品となっている。

新製品の「SD-CC」は、最小噴霧単位0.05秒の瞬間間欠噴霧で、0.05cc/1ショットの小量塗布を実現。噴霧時に飛散が少ないため、油や薬液などの小量塗布やマーキング用途に適しており、IP67（防塵、防水）構造となっている。ノズルチップは交換でき、流量や孔径の変更が可能。
直進ノズルでは、Φ0.2㎜とΦ0.3㎜の２種類のラインナップを用意している。
また、ソレノイドの接液部には食品衛生法に適合した材質を使用している。