電流協 電流協アワード2023の受賞案件が決定・大賞は集英社総合紙面作成プラットフォーム「MDAM]

一般社団法人電子出版制作・流通協議会(所在地:東京都千代田区、会長:山口拓哉、略称:電流協)は、第6回となる「電流協アワード2023」を実施いたしました。
本アワードは電子出版分野の制作と流通に関して企業・団体等の優れた製品/サービス/業績/研究等について表彰することにより、電子出版市場の活性化と発展に寄与することを目的として2018年より実施しており、今回は第6回として電流協大賞、電流協特別賞の表彰を行います。
本年度の選考は、2月27日に電子出版関連の学識者やメディアの方々で構成された選考委員会を実施し、電流協会員会社から推薦された案件の中から電流協大賞1件、電流協特別賞4件を選考いたしました。

【電流協大賞】1件
■総合誌面制作プラットフォーム「MDAM」/株式会社 集英社
(選考理由)
雑誌・書籍の編集制作支援機能とコンテンツの二次利用を促進するアセットマネジメント機能を兼ね備えた総合誌面制作プラットフォームとして、自社だけでなく他の出版社へも展開するなど会社の枠を超えた横断的な取り組みをしている。さらに、MDAMを基盤とした新規サービスの創出を目指すなど、雑誌コンテンツの新たな可能性を追及していることなどが高く評価された。

【電流協特別賞】4件(会社名50音順)
■オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」/株式会社オトバンク
(選考理由)
2007年に日本初のオーディオブックプラットフォーム「FeBe」を開始。2018年に「audiobook.jp」へとリニューアルして聴き放題プランを導入してからは、コロナ禍における新たな読書スタイルとしても支持され会員数が250万人を超えるなど、日本におけるオーディオブックの普及に尽力し市場を長年支えてきたことが高く評価された。

■フルカラー&縦スクロールコミック「タテスクコミック」/株式会社KADOKAWA
(選考理由)
既存のコミック人気作品のフルカラー&縦スクロール化を始め、オリジナル縦スクロールコミック作品の製作にもいち早く着手し、直営電子書籍サイトBOOK☆WALKERを通して海外市場にも配信するなど日本のマンガコンテンツを新たな表現手法で国内外に配信する先進的な取り組みが高く評価された。

■イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」/株式会社セルシス
(選考理由)
PC、タブレット端末、スマートフォンなど多様なデバイスで利用でき、11の言語に対応し、世界中のクリエイターに利用されているイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ。発売開始後10年間で2,500万人以上のグラフィッククリエイターが利用するなど、デジタルコンテンツ創作の黎明期から制作基盤の構築と市場拡大に寄与したことが高く評価された。

■電子図書館サービス「LibrariE & TRC-DL」/株式会社図書館流通センター
(選考理由)
 国内取り扱いコンテンツ数13万点以上、導入自治体数は300自治体以上と国内人口の半数以上が利用可能な電子図書館サービス。公共サービスとして視覚障害者向けのアクセシブルなテキスト版サイトの標準搭載での提供や、学校と連携した利活用促進のため児童向けの読み放題パックを提供するなど、電子図書館サービスの品質向上や利用促進に寄与したことが高く評価された。

電流協アワード2023の発表イベントをオンライン配信にて以下の通り開催される予定。

<電流協アワード2023発表イベント> 
日 時:6月23日(金)16:00~17:00
■配信方法:YouTubeでのライブ配信
■視聴URL:https://youtu.be/GFySg-yomqE
■詳細 電流協ホームページ https://aebs.or.jp/aebs_award2023.html

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