長野県・蔦友印刷 事業停止、自己破産申請へ
長野県長野市の 蔦友印刷株式会社 は、3月30日付けで事業を停止し、事後処理を弁護士に一任。自己破産申請の準備に入った。負債は、約12億4400万円。
同社は、1902年(明治35年)に個人で創業し、1946年に法人改組した老舗印刷業者。総合印刷業者として官公庁などからの受注を得ていた。
しかし、業界環境が厳しさを増すなか受注は低迷。年売上高が落ち込み収益性が悪化し、債務超過に陥っていた。この間、グループの再編などで生き残りを模索したが、先行きの見通しが立たないことから今回の事態となった。