長野県・まちなみカントリープレス 事業停止、自己破産申請へ
長野県の株式会社まちなみカントリープレスは、2月4日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入っている。負債は2021年2月期末時点で約1億6100万円。
同社は、前身企業である株式会社カントリープレスの物販部門として、2005年に設立した。2008年4月から、カントリープレスが行っていた雑誌の発刊を手がけてきた。生活情報誌「KURA」や、長野県内自治体と共同制作したガイドブックも15市町村に上り、観光関連の刊行物にも実績をもっていた。
しかし、出版物需要の低迷やフリーペーパーとの競合などで発刊部数が伸び悩み、広告媒体の多様化による広告収入の減少などで収益が減少。欠損計上が続き、債務超過額が拡大したため、事業継続を断念した。