神奈川県横浜市の野毛印刷社は、９月15日と16日、オープンハウス「ひらめき工房」を開催。これまで制作した様々な印刷物や映像制作や各種撮影などにも対応する「動画スタジオC.SQUARE YOKOHMA」まで、今の野毛印刷社の仕事を紹介している。今回のオープンハウスは、顧客企業や関連会社に改めて野毛印刷社の仕事を知ってもらうためだけでなく、社内においても担当外の業務について再確認する場として、また教育の一環として開催している。

会場では主に、PUP UP印刷物やペーパークラフトなどを紹介する「立体工房」、銀・クリアトナーによる特殊効果印刷や高精細印刷などを紹介した「pirnt工房」、ARアプリやデジタルサイネージなどデジタル技術を盛り込んだ「digital工房」、伝わるデザインの制作や自動組版の効果などを紹介する「design工房」という４つの仕事のジャンルから紹介。実際に制作した印刷物も多数並び、来場者にわかりやすく解説された。

立体工房では、PUP UP名刺や各種カード、オリジナルのペーパークラフトなども多数作成。付加価値の高い印刷物の中には映画「かもめ食堂」のパンフレットなどヒット作品も並んだ。デザイン工房では、自動組版を利用した印刷物の提案や、誰にでも等しく情報を発信するための技法MUD（メディアユニバーサルデザイン）についても詳しく解説。楽しい印刷物づくりでは、実際に採用されたAR技術を採用した印刷物なども紹介。プリントセンターで制作されてているデジタル印刷機Color 1000i Pressのシルバートナーとクリアトナーを活用したデザイン性の高い印刷物なども紹介された。