野村正道氏お別れの会開く
1月13日、逝去した野村正道氏(宝印刷顧問、元全日本印刷工業組合連合会会長、享年87歳)のお別れの会が3月30日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれ、業界関係者をはじめ、取引先など多数の人が列席し、故人を偲んだ。
お別れの会では、衆議院議員の小池百合子氏、印刷業界を代表して新村重晴氏(新村印刷相談役)が弔辞を贈った後、宝印刷の堆誠一郎社長が参列者への感謝の言葉を述べ、野村氏の略歴と業績を紹介した。
野村正道氏は、平成6年に東京都印刷工業組合の理事長に就任。全日本印刷工業組合連合会では、平成6年から会長として設備共済制度の創設、中小印刷業界の後継者(青年部)育成、公正取引確保の推進、第四次構造改善計画事業の推進に向けた電子化・高付加価値化の実現などを進め、経営基盤の強化と会経営安定に尽力した。
日本印刷産業連合会では、平成6年から副会長として総括的な運営にあたるなど、大手印刷団体と中小印刷団体の連携に尽力、印刷産業業界全体の発展に果たした功績は高く評価されている。また、公職でも通商産業省中小企業近代化審議会専門委員会、中小企業庁中小企業政策審議会専門委員会、労働省中央職業能力開発審議会委員、その他、全国中小企業団体中央会理事、社団法人豊島産業協会会長、社団法人池袋労働基準協会会長などを歴任した。