誠文堂新光社 『日本語組版入門 その構造とアルゴリズム』を刊行
誠文堂新光社は6月8日、『日本語組版入門 その構造とアルゴリズム』を刊行する。
日本語組版を設計するためには、ルールや方針の背景にある構造と原理を理解することが必要。本書は組版を「覚えるべき慣習的なルール」ではなく、組版を形成する要素とその属性の組み合わせによるプログラムとして整理した。日本語の記述システムや組版の技術的構造を踏まえたうえで、印刷からオンスクリーンまであらゆる場面に対応する考え方を解説している。
本書ではさらに、組版とページ版面、使用する書体のデザインそれぞれの関係性についても分析・考察。日本語情報処理を越えた、トータルな日本語タイポグラフィへの視点も提示する。
巻末には現場での実践で役立つAdobe InDesign CCの設定例一覧も収録。従来のルールブックの枠組をアップデートし、これからのスタンダードとなる一冊となっている。