設楽印刷機材 「デジタルラベルフィニッシャーMHシリーズ」の国内販売を開始
設楽印刷機材㈱は今年2月から、ブレードタイプのカッティングプロッターを使用した高速ラベル加工機「デジタルラベルフィニッシャーMHシリーズ」の国内販売を開始する。
MHシリーズは、これまで同社が販売していたデジタルラベルフィニッシャー2000シリーズと比較して、生産性(加工速度が100㎜矩形3面付、4面付で10m~30m/分 シリーズ機種により変動)と加工精度(反復精度±0.05㎜)が圧倒的に優れている。
本体の1つのカッティングユニットにカッティングヘッドが3台装着されたMH-3、1ユニット(カッティングヘッド3台)×2台のMH-6。1ユニット(カッティングヘッド4台)×3台のMH-12をラインアップ。ラベルの絵柄とブラックマークを付したタック紙をロールで給紙し、ラミネート、ハーフカット(刃型不要)、カス上げ、スリットを行った後、ロールでの再巻取りとシートカットを施すことができ、ロールとシートの両方に対応している。
ロール幅は350㎜幅まで、ロール巻径は650㎜(2,000m)までセットが可能。カットデータを受け取り専用PCでデータを変換し、位置合わせを行い、加工を始めるまでを約7分で実現。同じロール内で複数のJOBが印字されている場合、予め2次元コードをプリントすることにより、自動でJOBチェンジが可能となる。
一人の管理者が複数のデジタルラベルフィニッシャーを管理することも可能で、レーザーラベル加工機との比較では、生産性が同等、管理費が圧倒的に安価になることが特徴。コンベンショナル機との比較では、刃型や樹脂凸版が不要で全く歩留まりのない生産が可能となり、完全データを受け取った即日にシールを納品できるため、サービスレベルの拡張に貢献する。