色彩検定協会 公式テキストを全面改訂、試験内容は改訂版に準拠へ

色彩検定協会は、「色彩検定」の公式テキストについて、2019年12月に3級編・2級編、2020年2月に1級編を、全面改訂した。これに伴い、2020年からは改訂版テキストに準拠した試験内容になる。

なお移行措置として、3級・2級は2020年夏季検定まで、1級は2020年冬検定まで旧テキストでも対応が可能。

今回の改訂では、昨今の急速な技術進歩やグローバル化により色を取り巻く社会環境が変化するなか、色彩の知識が必要とされる仕事や職業が多様化している点にも配慮し、社会や受験者ニーズを踏まえて行われた。Webやスマートフォンの発達にあわせた「メディアデザイン」分野、LEDの一般化により変化した「照明」分野などの学習項目の追加のほか、各分野のプロや受験者から寄せられた意見も参考に、受験者にとってより理解しやすく活用しやすいテキストを目指し、文章表現や図表デザイン、フォントなども改善されている。

「色彩検定」は、すべてのものに存在する『色』の重要性に着目し、その知識や技能を認定する試験。1990年からスタートし、1994年には文部省認定の試験となっており、色に関する資格試験としては最も歴史ある検定の一つとされている。受験者数は累計150万人以上に上り、合格者は90万人以上となっている。

「色彩検定」公式テキスト(2020年改訂版)は、3級編2,420円、2級編2,970円、1級編4,070円(2月26日発売予定)。いずれも税込み。

色彩検定協会 https://www.aft.or.jp/

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