経産省 工業統計、平成26年の「印刷業」出荷額は0.4%増で2007年以来のプラス

3月11日に発表された経済産業省の平成26年工業統計(産業編/従業者4人以上)によると、「印刷業」の製造品出荷額等は0.4%増の4兆8,729億1,300万円となった。2014年の数値だが、工業統計上のプラスは2007年以来となる。

「印刷業」のうち、「オフセット印刷業(紙に対するもの)」は3兆4,762億3,800万円で1.9%増で、同分野の統計を取り始めた平成22年以来初めてのプラスとなった。

「印刷業」の一事業所当たりの製造品出荷額等は5億2,161万円で4.4%増加。「オフセット印刷業(紙に対するもの)」も4億8,872万円で6.3%増加した。1事業所当たりの製造品出荷額等は年々増加している。

一方、付加価値額は減少した。原材料使用量が増えたためで、収益性は低下している。

製版や製本・加工等を含めた「印刷・同関連業」全体の製造品出荷額等では0.1%のマイナスだった。

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