紙・板紙需給 新型コロナの影響浮き彫り、4月の塗工紙は前年同月比25.9%減
日本製紙連合会の「2020年4月 紙・板紙需給速報」によると、4月の印刷・情報用紙の国内出荷は464トンで前年同月比19.7%のマイナスだった。新型コロナウイルス感染症拡大を受けた緊急事態宣言下、経済活動の停滞が印刷需要に大きく影響していることが浮き彫りとなった。とくにカタログやチラシに使われる塗工紙は233トンで同25.9%減と大幅な落ち込みを見せた。非塗工紙が124トンで同15.6%減、情報用紙が107トンで同7.8%減だった。紙器パッケージなどで使われる板紙は969トンで同4.3%減だった。