米SuperGraphics swissQprintの2000台目となるワイドフォーマットプリンタ『Nyala』を導入 生産拡大で問い合わせ多数
シアトルに本社を置くSuperGraphics 社はswissQprintの2000台目となるワイドフォーマットプリンタを導入した。これにより生産拡大が見込まれ、今後すべての部門の仕事をswissQprintに移行させる予定となっている。
同社CEOのReid Baker氏は、swissQprint との⻑い付き合いについて語った。
「私たちの出会いは2013年のSGIA エキスポから始まりました。まつ⽑にテクスチャーが施されたプリントを⾒て、驚かされました」と振り返り、加えて「それ以来、ずっと頭の⽚隅にありました」と、swissQprint の実⼒が印象に残ったことを話した。
■投資に適したタイミング
SuperGraphcis 社は、品質と稼働時間の向上を追求し、2020 年にプリンタのラインナップ変更を開始した。⾊の⼀貫性、⾼速⽣産での⾼品質、強⼒なバキュームなどを見ればswissQprint のテクノロジーがこのコンセプトにぴったりであるとBaker氏は考えた。
「最初は中古品の購⼊を検討していました」とBaker氏が話すように、絶好の機会が訪れたのはここ2、3年のこと。2023年のリーダーシップ・サミットでswissQprint と再会し、drupa 2024 でNyala を⾒て、彼はこれが正しい選択だと確信した。
スイスのswissQprint 本社営業・マーケティング責任者、Carmen Eicher氏 は語る。
「2000 台⽬のプリンタの納⼊は、当社にとってエキサイティングなマイルストーンとなり、Nyala がSuperGraphics 社の今後の成功にどのように貢献していくのか楽しみにしています」
Baker氏とそのチームは、11 ⽉初旬に設置の 2000 台⽬の swissQprint マシンという⾮常に特別なプリンタを⼿に⼊れることができると知って興奮を隠せなかった。
■⼤きな⼿応えと新たなチャンス
SuperGraphics 社はNyalaをオペレーションに取り⼊れ始めている。「導⼊する前よりNyalaを⽤いた売り込みをかけたのですが、新しい機器に対して今までにないほどの関⼼を寄せていただきました 」とBaker氏 は語る。彼のアイディアは、特にテクスチャーやネオンプリント、スポットバーニッシュ、ドロプティクス3D エフェクトのような⾼価値のアプリケーションにNyala を使⽤することだけでなく、100 枚までの通常ジョブにも使⽤することを考えている。
SuperGraphics 社にはすでに多くの問い合わせがあり、⽣産拡⼤となるのは確実。オペレーションの責任者は、すべての部⾨の仕事をswissQprint に移⾏させる。
「マシンがプリントしている間は利益が⽣まれます。Nyalaを使うことは、セカンドシフトを導⼊する絶好のチャンスだと考えています」と、Baker氏は、設備を最⼤限に活⽤することの重要性を強調した。
■⽣産性の向上
SuperGraphics 社チームは最近、イリノイ州エルジンにあるswissQprint のアメリ カ⽀社でトレーニングを受け、Nyala の潜在能⼒を最⼤限に引き出す⽅法を学んだ。Reid氏 が特に感⼼したのは、256 のバキュームセグメントを効率的にコントロールし、テーピングを不要にして⽣産性を向上させるワンタッチバキュームシステム。
「これほどユーザーフレンドリーなシステムは他にありません。Nyala はシートをテーブルに置くだけで、すぐにプリントを完成させます」とBaker氏は語る。
■イノベーションと成⻑の未来
Baker氏 は、この投資が会社の成⻑に繋がると確信している。「お客様に⾰新をもたらすことができれば、お客様は他のすべてを提供してくれるでしょう」と彼は説明。Nyala がSuperGraphics 社に新たな扉を開き、最先端のソリューションを提供し、将来的に新規ビジネスを獲得できるようになると信じて疑わない。