篠原紙工、Factory 4Fをオープン

6-5 篠原 ㈲篠原紙工(篠原慶丞社長、東京都江東区大島)の本社4階を活用した紙加工の広場「Factory 4F」(以下、4F)は、5月16日、紙加工の未来を来場者とともに模索する祭「4Fes!」を開催し、本格始動した。
 「4Fes!」は同社4階の「4F」と工場内を使用。トークセッションやオリジナルノート作りのワークショップのほか、1階、2階の工場内では断裁からのり綴じ、折り加工、抜き、丁合などの各工程を実演とサンプルで紹介。篠原紙工のオリジナル商材「いいかげん折」の加工も披露した。
11時30分から行われたプレゼンテーションでは、篠原社長が「4F」開設への想い説明。「4F」は『人材育成』と『アイデアを形にする場』として昨年11月にプレオープンした。
 篠原社長は「ものづくりの企画者と製造者の間には目に見えない壁がいくつもある。その壁があるために、スムーズに意思疎通ができないこともある。壁があることで出来なかったことや、気付かなかったことを4Fで実現していきたい。篠原紙工と誰かでは無く、この場に集まった人同士でも何かイノベーションが起きればと期待している」と述べ、いいかげん折とトリック綴じ誕生のエピソードを紹介。「Factory 4F」のグランドオープンとイベント「4Fes!」を開幕した。

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