神奈川・エスコム 破産手続き開始決定受ける(新型コロナウイルス関連倒産)

神奈川県川崎市の株式会社エスコムは、11月15日、横浜地裁川崎支部より破産手続き開始決定を受けた。申請時の負債は債権者約22名に対し約3億5000万(今後変動する可能性あり)。
同社は、1974年に創業し、大学や印刷会社からの下請けとしてパンフレット、マニュアル、テキストなどの印刷を手がけており、近年はイベント関連の受注を中心としていた。しかし、小規模運営で営業力が乏しく、紙媒体需要の減少など業界の低迷、不動産や設備投資に伴う借り入れ負担が重なる状態だった。さらに新型コロナウイルス感染拡大によるイベントの中止・延期により受注減となり年売上高が減少。営業環境が改善せず、先行きの見通しが立たなくなったことから7月15日に事業を停止し、今回の措置となった。

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