理想科学工業 小ロットのパッケージ印刷における課題を解決するインクジェットプリントエンジン新ブランド『Integlide』を展開 12月10日から受注開始
理想科学工業株式会社は、主力製品の高速インクジェットプリンター『オルフィス』で培ったインクジェット技術をもとに、パッケージ(段ボール、クラフト袋、紙袋、紙器等)に印刷するためのインクジェット方式のプリントエンジンを製品化し、新ブランド『Integlide』(インテグライド)の展開を開始する。
新ブランドの最初の製品『Integlide Sシリーズ』は12月10日より受注を開始予定。
新ブランド『Integlide』はパッケージ印刷市場のワークフローを統合(Integrate)し、流れるような(Glide)印刷を実現するという意味が込められている。
同ブランドの最初の製品『Integlide Sシリーズ』は、最大310mm幅でパッケージへオンデマンドフルカラー印刷するインクジェット方式のプリントエンジンで、小ロットのパッケージ印刷に必要なプリントワークを集約できる。複数の工程で印刷されているデザインや情報を『Integlide』は1工程で実現。パッケージを搬送する装置に『Integlide』を組み合わせることにより、様々なパッケージへのプリントを可能にする。
理想科学工業は、パッケージを用いて商品を梱包する事業者や、事業者にプリンターや装置をプリントシステムとして納入するプリンターメーカー・設備設計製造会社をメインターゲットに『Integlide』を販売していく。
『Integlide S3411/S3211』の特長
パッケージ向けのプリントシステムを容易に実現
印字するヘッドユニットと印字を制御するコントロールユニットが一体化しているため、パッケージを搬送する装置を組み合わせることで容易にプリントシステムを実現できる。
フルカラーの画像をバリアブルにプリント
フルカラーの画像を最大310mm幅でバリアブルにプリント可能。バーコードや製造年月日などの情報を印字し同時に小ロット生産に合わせて手軽にデザインを変えた印刷ができる。
信頼性の高いプリントエンジン
理想科学工業は、2003年からライン型インクジェット方式と独自の油性顔料インクを採用した高速インクジェットプリンター『オルフィス』を開発・製造・販売している。『Integlide』は実績のある技術をもとに開発した信頼性の高いプリントエンジン。