理想科学工業 カット紙高速インクジェットプリンター「VALEZUS T2200」を新発売、小ロット帳票印刷を効率化、IGAS2022にも出展

理想科学工業株式会社は、9月28日よりプロダクションプリンター市場向けカット紙高速インクジェットプリンターの新製品「VALEZUS T2200(バレザス ティー2200)」を、世界各国で順次発売する。なお同製品は、11月24日~28日に東京ビッグサイトで開催される「IGAS2022」にも出展する。

カット紙高速インクジェットプリンター「VALEZUS T2200」

新製品の「VALEZUS T2200」は、フルカラーのカット紙高速インクジェットプリンター。新エンジンを搭載し、高い生産性をさらに追及。両面毎分330ページの高速プリントを実現した。
新たに採用したインクは、成分を見直すことで従来よりも発色が良くなり、階調を滑らかに表現できる。オフィス向けプリンター開発で培った優れた操作性を継承しながら、プロダクションプリンターとしてはコンパクトなシステムで、大量印刷の業務効率を向上させている。
同プリンターは、稼働中に用紙補給できる2段給紙ユニット(最大8,000枚)と、連結排紙ユニット(最大8,000枚)との連携により、機械を止めない連続印刷が可能。印刷物の不良をプリントしながら検出できるインラインの検査装置ユニットを搭載(日本国内で発売するモデルのみ搭載)しており、帳票用途で安心して使用できる。さらに、検品作業工数や無駄になる紙の削減も見込める。

2019年秋に新たに展開した「VALEZUS」シリーズは、カット紙による小回りの良さや、コンパクトな本体でありながら、生産性が高い点を評価され、欧米を中心に中~大規模の印刷業やデータプリントサービス出力業、金融業や保険業などの民間企業、および官公庁のインプラント印刷部門における帳票印刷などの大量印刷用途で導入されている。

フルカラーの高速プリンターである「VALEZUS T2200」は、白紙のカット紙に帳票のフォームと個人情報などの可変データを同時に印刷することができるため、印字ズレがないだけではなく、専用紙の在庫管理の手間、購入コストを削減。従来の帳票印刷での「オフセット印刷機で事前にフォームが印刷された専用紙に、請求書など個人情報を追い刷り」するワークフローを一変させる。
理想科学工業は、「VALEZUS T2200」の発売により、プロダクションプリント市場で高まってきた小ロット印刷のニーズに応えていく。

『VALEZUS T2200』特設サイト
https://www.riso.co.jp/product/valezus/lp/index.php


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