武藤工業 「MP31」インクに特色オレンジ、ブルー、グリーンが登場色域が拡大し彩度が向上、鮮やかな発色を実現

 武藤工業株式会社は7月25日より、ValueJetシリーズ「VJ-628MP」と「VJ-1628MH」に搭載している当社独自の「MP31」インクに、特色のオレンジ、ブルー、グリーンインクを新たにラインナップをした。

 「MP31」インクのMPは、「Multi-Purpose(多目的)」の略であり、紙はもちろん、アクリル、PET、金属、合成皮革など、さまざまな素材に直接印刷することができる。UVインクに比べて凹凸が少なく、滑らかで素材の風合いを活かす自然な仕上がりを実現する。基本になるシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに新色のオレンジ、ブルー、グリーンを採用することで色域が拡大し、色彩表現の幅が広がる。

特色インクの効果

「MP31」インクはエコソルベントインクと同等の「耐候性」「耐摩耗性」「発色性」があり、白インクの隠蔽性により下地の色を問わず、カラーインク本来の発色性を引き出すことが出来る。
 その他にUV硬化型インクと比べて凹凸のない滑らかさで、素材本来の風合いを活かした自然な仕上がりを実現、熱や伸びに強く、曲げても作画面が割れにくい真空成型に使用されるポリカーボネートやシュリンクフィルムなどへの印刷・加工が可能になっている。他、用途に応じて4色、5色、7色、8色のインク仕様から選択することもできる。

 「MP31」インクの対応機種としては「VJ-628MP」、「VJ-1628MH」が挙げられ、印刷本紙を使用した高精度なインクジェット色校正を提供できる。

 デザインから色校正まで本紙で確認ができるため、一貫した仕上がりイメージで、イメージの不一致による工程の逆戻りを防ぎ、再現性の高い色校正用途としても使用が出来る。さらに、本紙の有効活用によりインクジェット専用紙を使用せずに色再現の確認ができるため、ランニングコストを押えることもできる。

 武藤工業は、これからも新しい製品を市場に投入することで、顧客の多様なニーズにも対応する。

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