桜井GS 技術で魅せる「サクライ岐阜工場新技術発表会」開催。7新製品発表
桜井グラフイックシステムズは、4月16日から19日まで、同社岐阜工場において、「サクライ岐阜工場新技術発表会」を開催した。
なお初日となる4月16日には、国内および海外から多くの来場者で賑わった。会場では、新製品及び新技術が実演を交えて提案され、ユーザー企業により制作された多様な印刷見本なども並び、印刷技術による付加価値の高い印刷活用を具体的に紹介した。
実演では、注目を集めたスクリーン印刷機+ホットフォイル加工ラインによるスクリーン印刷から箔押しのワンパスによる実演をはじめ、コンベアータイプの印刷シート自動検査装置(オフライン用)、シリンダー型ロールツーロールスクリーン印刷機(スマートモデル)+ダイカットユニットによる非常口ステッカーの印刷+ハーフカットの実演、スクリーン版洗浄装置、IoTによりスクリーン印刷機の稼働状況を管理できるSSF(Sakurai Smart Factory)など、数々の技術が披露された。
新製品のストップシリンダー型全自動スクリーン印刷機+ホットフォイルラインMS-102AX+LQM-105は、既存のスクリーン印刷の初期投資を抑えたホットフォイル加工製造ラインで、スクリーン印刷とフォイルエンボスをワンパスで行うもので、欧州企業との技術提携で実現した。
またサクライのスクリーン印刷機が持つ給紙・搬送技術と、ウエブテック社製の精巧な検査ロジックを融合させた枚葉の検査装置である印刷シート自動検査装置「SI-102OL」では、多様な照明設定も可能にして精密な検査を実演した。このほか、サクライの最新スクリーン印刷機と付加価値志向のオフセット印刷加工機の実演もあった。
桜井隆太社長は、「お客様と共に開発した技術を発表する新技術発表会も今年で9回目を迎え、大きな成果を重ねてきた。これからはメーカーも1社単独ではなく、優れた技術を組み合わせて、顧客にとって役立つ製品を提供する連携の時代となった。他社の技術を桜井のスクリーン印刷機と組み合わせて製品化し、アナログの特徴を生かしたマーケティングを展開して、利益を生み出す技術を披露することが出来た。『印刷』といえば、インクと紙の世界。
しかし、今やプリントする素材はPETやフィルムの場合もあり、載せるインクも導電インクなどがある。従来の紙とインクにこだわる時代から、『ペースティング』や『コーティング』『描く』という表現に変わってきている。具体的な成果物も併せて実演と展示を行っている」と、新技術発表会の成果を語っている。
第9回サクライ岐阜工場新技術発表会 は4月19日(金)まで開催されている。
詳細はホームページで紹介 http://www.sakurai-gs.co.jp/news/2019/1.html