東洋美術印刷 写真家の小平尚典氏撮影による「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真集」発行、写真展も開催
東洋美術印刷 株式会社は、写真家・小平尚典氏撮影による「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真集」を3月1日に発行し、販売している。
京都六波羅蜜寺所蔵の空也上人は、平安の世に、疫病や飢饉の安寧を「南無阿弥陀仏」を唱えて、京の町を巡り歩き、民衆に念仏説いて回ったことから、”市聖(いちのひじり)” あるいは、“阿弥陀聖”なども呼ばれ、日本における浄土教・念仏信仰の先駆者とも評価されている。
空也上人没後1050年に当たる今年は、3月1日~5月8日まで東京・上野の東京国立博物館でも『特別展「空也上人と六波羅蜜寺」』が開催されるなど、コロナ禍の厳しい時代にあってか注目されている。
今回、東洋美術印刷で発行した「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真集」は、京都六波羅蜜寺所蔵の「空也上人立像」(運慶の四男 康勝の作)を、日航機御巣鷹山事故報道写真やスティーブ・ジョブズのポートレートで知られる写真家・小平尚典氏が撮影したもの。序文と章解説については、小説『世界の中心で、愛を叫ぶ』など数々の作品を生み出した、作家・片山恭一氏が担当し、京都六波羅蜜寺の山主 65世 川崎純性氏が題字揮毫と後書きを行った、重厚かつ見ごたえのある写真集となっている。
美術印刷を得意とする東洋美術印刷では、小平尚典氏の心象表現を最大限活かした作品を採用し、この写真集だけの希少なアングルと幽玄を感じる階調表現を高精細美術印刷の技術で再現した。
加えて同写真集は、世界初のブロックチェーンPR動画付き真贋判定システム「HyperJ.ai」を導入。写真集に貼られた HyperJ ID をスマホで読み取ると、作品のPR動画やブロックチェーン証明書が表示され、写真作品が撮影された時の状況説明や使用した機材、照明・撮影方法の工夫などを写真家本人が語る動画が流れる。これにより作品の裏側に隠れた魅力を伝えることができると共に、本物であることを証明することで、作品購入者に安心感を与え、ブランド力を高める効果が期待できる。
「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真集」はA4サイズ・本文48頁、ブックケース収納。製本はフラットで見開きができるコデックス装を採用し、表紙に特殊加工を施しデザイン性と保存性を備えた装丁になっている。価格は1万1,000円(送料・税込)。
「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真展」を開催
なお、同社では「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真展」を、5月16日~5月27日まで、千代田区の本社1階にある ii-CROSSING(イイクロッシング)で開催する。
同展は、小平氏による空也上人立像の写真作品、JAPAN MADE事務局のNFTを使った真贋判定・所有権認証システム「HyperJ NFT」、そして空也上人写真集制作出版の東洋美術印刷『美巧彩』の3者社コラボレーションによるデジタル時代のアート展示として開催される。
<「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真展」概要 >
会 期:5月16日(月)~5月27日(金)
開場時間:11:00~19:00(最終日17:00)
場 所:ii-CROSSING(イイクロッシング:東京都千代田区飯田橋4-6-2 東洋美術印刷本社1F)
【問合せ先】
東洋美術印刷 株式会社 https://www.toyobijutsu-prt.co.jp/
「京都 六波羅蜜寺 空也上人写真集」購入申し込みサイト http://ku-ya-photobook.com/