東洋美術印刷 オープンハウス「22人のデザインの現場展」でこだわり魅せる
東京都千代田区の東洋美術印刷は、7月9日から13日まで、千代田区飯田橋の本社と、本社近隣の別館・イイブリッジの2拠点を会場に、オープンハウス「22人のデザインの現場展」を開催し、顧客企業に向けて、印刷品質を維持する精度への取り組みや、オリジナルの印刷物を生み出すデザイナーの作品群など、同社の制作にたいする“こだわり”を紹介した。
今回で5回目を数えるオープンハウスは、『美しさは伝わる力』をテーマに企画し、“伝わるコミュニケーションの創造”に挑戦した内容となった。会期中は、本社で東洋美術の制作の現場について、映像を交えた解説を受けた後、デザインの拠点となっている本社4階のトーヨデザインコアを見学。引き続き、近隣に開設している別館のイイブリッジで、具体的なデザインと制作に関する仕事ぶりが披露された。
イイブリッジで紹介された内容は、青スペースと赤スペースの2つに区切って、業務内容や作品が展示された。
青スペースは、プロセスをテーマに美しさにこだわったノウハウやソリューションを紹介した。具体的には、校正システムを利用した文字校正をクイズ形式で体験するなど、普段は目にできない作業の現場が披露された。緻密さと正確さが要求される同社の事業を支える現場として紹介された。また、ユニバーサルデザインにすることで、より見やすく改訂されたカタログなど、より正しく・より良く伝えることに取り組んでいる事例も紹介された。
一方、赤スペースはクリアエイターの想像力を駆使した感性豊かなヴィジュアル制作作品の展示と体験で、同社で活躍するデザイナー22人が、オープンハウスのために制作したオリジナルな商材が並んだ。
デザインの内容も、美しい文字組・美しい写真などにもこだわりをもって制作していることが紹介されたほか、プロモーションツールとして活用できるパネルやシール、Tシャツなどのグッズ制作、チラシやポスター、パッケージなど、様々なアイデアが展示された。