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東印工組 中央会委託事業を受託、「共同 EC サイト構築で真の価値競争=価値協創実現

東京都印刷工業組合(東印工組)は、東京都中小企業団体中央会が東京都と連携して実施する中小企業組合等新戦略支援事業に係る特別支援「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト」業務委託の企画提案に参加し、受託事業者として採択された。中央会の受託事業者としての採択は4年連続となる。

東印工組は受託事業として「共同 EC サイト構築と攻めのウェブマーケティング販売力強化プロジェクト」を実施する。同プロジェクトでは、次の 3つの事業を実施する。

①共同 EC サイトの構築
組合員の商品、技術、サービスを掲載する共同 EC サイトを設計・開発する。EC サイトはパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからのアクセスでも使いやすいデザインを採用し、SEO 対策、コンテンツマーケティング、ソーシャルメディア運用など、最新のデジタルマーケティングを取り入れる。

②Google 広告キャンペーン
組合員の商品、技術、サービスを市場へ広範囲にアプローチすることを目的に、Google 広告キャンペーンを実施。Google キーワードプランナーを活用し関連性の高いキーワードを選定し、広告文やランディングページに組み込むことで、検索エンジン結果の可視性を高める。

③MA ツールの導入
MA ツールの導入により、顧客データの収集と分析を行い、そのデータに基づいてパーソナライズされたデジタルマーケティングを展開し、組合員の製品、技術、サービスを効果的に市場へ推し進めるための戦略的かつ統合的なアプローチを提供する。

これまで、特色ある商品や技術を持っていても小規模事業者ゆえに販売機会を逃していた組合員が、同プロジェクトで構築する EC サイトを通じて全国規模での販売取引が可能となる。

また、組合員各社が自社の新たな事業展開への大きなヒントや刺激となる情報を共同 EC サイトから得られる効果もあり、価格競争ではない真の価値競争=価値協創の実現が期待される。

東印工組は今後、システム構築と併せ事業実施報告書等を作成し、令和 7 年 3 月 15 日には事業報告書を提出するとしている。

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