東京2020組織委 調達コードで紙の個別基準を策定

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はこのほど、持続可能性に配慮した調達コードの「物品別の個別基準」の中で、持続可能性に配慮した紙の調達基準を発表した。

持続可能性に関する要件として、古紙パルプを最大限利用することを挙げる。バージンパルプについては、合法性・森林管理の計画性・生態系保全・先住民族の権利尊重・労働安全が確認されたものを使用する(FSC及びPEFC認証紙の採用)。また、白色度や塗工量が過度でないこと、紙への再生利用を困難にする加工のされていないものと定めた。

対象は組織委員会が調達するポスター、チラシ、パンフレット類、書籍・報告書等、チケット、賞状、コピー用紙、事務用ノート、封筒、名刺、トイレットペーパー、テッシュペーパー、ペーパーナプキン、紙袋、紙皿、紙コップ、ライセンス商品の外箱。

7月2日、東京都中央区のイトーキ東京で開催されたプレスカンファレンス「ポスト2020持続可能な森林資源の調達」では、組織委員会持続可能性事業課長の日比野佑亮氏が登壇し、バージンパルプについて、FSCとPEFCの認証紙が条件を満たすものとして採用されていると説明した。

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