東京美術紙工協業組合 2025年に向けてコーポレートサイトとECサイトを全面リニューアル   製本業界の未来を切り開く革新的なデジタル戦略

東京美術紙工協業組合は、コーポレートサイトおよびECサイトを全面的に刷新した。新たに生まれ変わったコーポレートサイトは、業界向けのみならず、一般ユーザーにもわかりやすく組合の業務内容を伝えることを重視し、再構成された。一方、ECサイトは商品群の全貌が直感的に伝わるデザインに変更され、一般ユーザー向け商材・サービスの紹介と販売がよりスムーズに行えるようになった。

コーポレートサイトとECサイトの革新による企業価値の向上

リニューアルされたコーポレートサイトでは、従来の複雑な構成を見直し、一般ユーザーが初めて訪れた際に迷わず必要な情報へアクセスできるように工夫された。これにより、製本業界におけるBtoB向け技術開発とBtoC向け商品開発という異なる側面が、より明確に伝わるようになった。特に、製本に関する一般消費者向けの商品やサービスの販売ページが改善され、訪問者は商品群の全容を簡単に理解できるようになった。
ECサイトでは、製本の楽しさを直感的に感じてもらうため、トップページから視覚的に訴えるデザインが採用されている。また、昨年12月に開催された「文具女子博2024」で好評を得たSDGsアイテム「スピンチャーム(R)」や人気の製本キットが並び、一般消費者が気軽に購入できるようになっている。さらに、新たに立ち上げた製本研修「一日製本職人」や小部数印刷を伴うオリジナル製本サービスの受付も、サイト上で簡単に行えるようになった。

製本業界における新たな挑戦とSDGsへの取り組み

組合の特徴は、BtoB向け技術開発だけでなく、BtoC向けの商品開発にも力を入れている点にある。製本キット「KURUMI」や「スピンチャーム(R)」など、製本過程で発生した廃棄物を利用した商品開発が進められ、これらはSDGsへの貢献にもつながっている。特許技術を活用した「かくれん本」や「フラットブック」、「ブックインブック」なども販売されており、消費者に新たな製本の魅力を提供している。
さらに、一般消費者向けには、製本キットやオリジナルのアルバム作成サービスなど、多岐にわたる商品が展開されており、消費者が自分だけの本を作る楽しさを体験できる。

ECサイト

製本業界の未来に向けたDX戦略

今回のサイトリニューアルは、東京都中小企業団体中央会の「デジタル技術を活用した販売力強化プロジェクト」に基づくDX化の一環として実現したものだ。製本研修のオンライン化や動画コンテンツ制作など、技術の進化に対応するための取り組みが進行中である。このDX化によって、全国の本好きや製本業界に関わる人々が製本の魅力に触れる機会が増えることが期待されている。

コーポレートサイトURL:https://www.tobi.or.jp/sljp/
ECサイトURL:https://bookstandga.com

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