東京・第三書房 破産手続き開始決定受ける
外国語学書専門の老舗出版社である東京の 有限会社第三書房 は、7月20日、東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は、1932年に創業した外国語教材等の出版業者。フランス語、ドイツ語、スペイン語などヨーロッパ言語を中心とした語学書を専門に扱う老舗として、読本や文法書は大学のテキストとしても採用されていた。語学検定用の参考書でも相応の実績を有していた。近年は受注が漸減し、売り上げが落ち込むなか、固定費負担がかさみ、赤字が散発。先行きの見通しが立たなくなり、6月30日で事業を停止していた。