東京グラフィックス 新春賀詞交歓会盛況に 紙とデジタルのベストミックスで存在価値を示す

(公社)東京グラフィックサービス工業会(原田大輔会長)は1月16日、東京都台東区の東天紅上野本店で2023年新春賀詞交歓会を盛大に開催した。

168名が参加した会の冒頭、原田会長は「我々の産業は印刷技術の発達とともに発展してきた。現在はデジタルの時代となり、印刷需要が減少し続けているが、これまでの経験を活かしさらにデジタル技術を取り入れていくことで、紙とデジタルのベストミックスを提案できる産業として存在価値を示すことができるのではないかと考えている。今年も東京グラフィックスらしく笑顔の絶えないワクワクする1年にしていきたい。そのためにも会員の皆様には東京グラフィックスを大いにご活用いただき、我々の産業がより明るい未来につながるようご協力いただきたい」と新年の挨拶を述べた。

来賓からは、(一社)日本印刷産業連合会の小澤典由専務理事が「昨年はコロナ禍による働き方の変化や、ウクライナ侵攻に端を発するサプライチェーンの混乱、原材料価格の高騰など印刷産業を取り巻く環境は非常に厳しいものだった。こうしたなか、今年はDX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)といった取り組みがより進展していく1年になると感じている。行動制限の緩和によりインバウンドの需要にも期待できるため、今年は大きなチャンスがあると感じている。今後もジャグラをはじめとする会員10団体とより連係を深めながら、印刷産業の課題解決に取り組んでいく」と祝辞を述べた。

新入会員紹介の後、(一社)日本グラフィックサービス工業会の岡本泰会長が乾杯の音頭を取り歓談に入った。

途中、小池百合子東京都知事もかけつけ、“未来を握る”をテーマに『次世代につなげる都市像』を示すため昨年末に始動した“SusHi Tech Tokyo”について言及し、「ピンチをチャンスに変えるという発想をもとに、貴団体にとって飛躍の1年になることを祈念している」と祝辞を述べた。

引き続き大抽選会で盛り上がり、宴もたけなわで東京グラフィックスの中村盟副会長、武川優副会長、鈴木將人副会長、谷口美保副会長が登壇し、中締めした。

原田大輔会長
日印産連の小澤専務
小池東京都知事
2023年新春賀詞交歓会会場

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