東京グラフィックス 中小印刷業のワークライフ・バランスを学ぶ
東京グラフィックサービス工業会のワークライフ・バランス推進委員会は、11月11日、東京都中央区のニッケイビルで「ワークライフ・バランスセミナー」を開催した。
当日は、太陽堂封筒の吉澤和江社長による「ワークライフ・バランスで会社の何を変えるか? 何が変わったか?」と、NPO法人日本介護レスキューの田中肇理事長による「高齢者雇用とその活用、介護離職を防止する人事施策」の2つの講演が行われた。
吉澤氏は、実践的プログラム組「ポルフ」活動をベースにした社内改善活動を紹介しながら、社内改善がもたらす企業活動への影響を紹介。
特に今後、労働人口が減少するという社会環境の中で中小印刷業が活躍していくためにも、女性をはじめ、社員が働きやすい環境づくりを行っていくことが必要であると解説した。
田中氏は、高齢化社会が進む中で想定される離職リスクについて紹介。少子化が進んでいることから、さらに高齢化率が高くなり、就労人口に影響してくることを指摘。
この高齢化によって、突如として訪れる可能性の高い介護問題について、企業として介護についての知識や情報の提供、社内制度の整備など”防介護”対策が必要ではないかと提案した。