本の魅力を伝えるドキュメンタリー 広瀬監督作「つつんで、ひらいて」12月14日上映開始
日本印刷産業連合会が支援する広瀬奈々子監督の「つつんで、ひらいて」の公開に伴い、11月19日、東京都中央区の日本印刷会館で記者発表を開いた。会見では広瀬監督が出席し、作品への想いを語った。
広瀬監督の最新作、「つつんで、ひらいて」は、1万5,000点以上の書籍の装幀を手掛け、今も現役で活躍する装幀者・菊地信義氏と、本をつくる人たちのドキュメンタリー映画。今もなお手作業で一冊ずつデザインする菊地氏の装幀にかける想いや印刷、製本に至る工程を丁寧に綴り、ものづくりの原点を探る。観終わった後に思わず本屋に行きたくなる、そんな紙の本の魅力が詰まっている。
印刷業界の人にとっては知っているようで、全ての工程まで見たことのない出版印刷の舞台裏とそこに携わる人たちの想いを通じて、改めて印刷の価値を見直せる作品となっている。
映画は東京、大阪、神戸での上映がすでに決定している。名古屋、京都でも近日公開予定。
東京は12月14日(土)から渋谷のシアター・イメージフォーラムで毎日4回(13時、15時、17時、19時)上映される。
大阪は来年1月11日(土)から第七藝術劇場、神戸は同日、神戸アートビレッジセンターで公開される。