朝日印刷 健康経営の格付でDBJから融資
朝日印刷(富山県富山市、濱尚社長)は日本政策投資銀行(DBJ)から「DBJ健康経営(ヘルスマネジメント)格付」に基づく融資を受けた。
DBJ健康経営格付」融資は、独自の評価システムにより、従業員への健康配慮の取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「健康経営格付」の専門手法を導入した世界初の融資メニュー。
朝日印刷は、医薬品向け印刷包材で国内シェアトップを誇る。化粧品向け印刷包材でも高いシェアを国内で持つ。経営理念の中で「”自分の子供や孫の世代も入社させたい”会社作り」を掲げ、健康経営を推進している。今回の健康経営格付取得は印刷包材業界、富山県共に初となる。
今回の格付では、以下の点が高く評価された。
①総務部を中心とした管理のもと、各事業所でも安全衛生活動を実施していることに加え、生産本部安全衛生委員会を中心に、設備の安全化や安全衛生教育をはじめとする全社的な労働安全衛生の取り組みを徹底して行っており、その結果直近3期で休業災害0件を維持するなど、安全な職場を構築している点
②「新・中長期経営計画AD2021計画 10の長期ビジョン」のひとつに「働き方改革(ワークライフバランスのとれた従業員満足度No.1企業を目指す)」を掲げ、営業改革に加え、省人・省力化への投資や、多様な働き方を可能とする人事制度の導入を検討している点
③ストレスチェックを法制化に先立って2011年から継続的に行っていることに加え、セルフケア・ラインケア研修や、若手社員・中途社員への定期的な面談の実施等、社員のメンタルヘルスケアに注力している点