日榮新化 ラベル台紙の水平リサイクル専用工場を開所、「資源循環プロジェクト」を目的にサーキュラーエコノミーを社会実装
日榮新化株式会社は、ラベル台紙の資源循環型水平リサイクル事業(「資源循環プロジェクト」)の社会実装を目的に、「日榮新化(株)三重RP工場(三重県伊賀市)」を開所し、量産稼働を開始した。
商品にラベルを貼り付ける製造工程などで剥がされるラベル台紙の使用量は、国内の製造業全体で年間約13.9億平方メートル に上り、そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されている。
資源循環プロジェクトは、これらのラベル台紙を再生PET製フィルム(リサイクル専用台紙)に置き換え、使用後に有価回収、マテリアルリサイクルを行うことで、同じリサイクル専用セパレーターに再生し、ラベル台紙の廃棄をゼロにする。
同社は顧客や資源循環プロジェクトに参画する事業者へ、「廃棄物削減量」と「CO2排出削減量」に関し、LCA(Life Cycle Assessment)を用いた自主基準で算出し、技術資料として無償提供するサービスを2022年7月より運用開始している。
また同社は、ヤマトボックスチャーター(株)と「資源循環プロジェクト回収スキームの最適化に向けた共創ロジスティックスパートナーシップ協定」を締結。これにより、「JITBOXチャーター便」のサービスを活用した「資源循環プロジェクト専用回収BOX」を国内全域から、合理的且つ安定的に回収するスキームを構築している。尚、「資源循環プロジェクト専用回収BOX」の設置及び回収にかかる費用は同社が負担。回収に際し、事業者側は負担しない。