日本WPA精英堂印刷 水なし印刷で第32回シール・ラベルコンテスト3年連続8回目の経済産業大臣賞を受賞 

精英堂印刷株式会社(山形県米沢市、井上吉昭社長)は、11月25日に行われた全日本シール印刷協同連合会年次大会で第32回シール・ラベルコンテストにおいて水なし印刷のラベルが「経済産業大臣賞(最高賞)」を受賞した。同社の経済産業大臣賞の受賞は3年連続8回目となった。

 同社はラベル印刷、パッケージ印刷で水なし印刷を採用する印刷会社として知られる。経済産業大臣賞受賞のラベルは、白百合醸造の「ロリアン」という「スパークリング甲州720㍉㍑」用のラベル。水なし印刷の強みと特徴である極細線やマイクロ文字が見事に再現され、評価の大きなポイントとなった。

経済産業大臣賞を受賞した白百合醸造の「ロリアンスパークリング甲州」720㍉㍑用のラベル
ニス加工は1回のニス加工で異なるパターンのニスが塗布

受賞したラベルは、スパークリングワインの発泡する感覚をラベルで感じ取ってもらうことを主眼としたラベルで、銀艶を使用し白+カラーの印刷は0.1ポイントの極細線とマイクロ文字が使用され、細い印刷のかすれ、つぶれがなく印刷されている。

後加工としてのニス加工は、1回のニス加工で異なるパターンのニスが塗布されているように製版。銀に白+4色の印刷は、白引き部分とプロセス4色部分の印刷のズレや製版調整時の太らせ、細らせなどにより微妙なズレが見られなかったことが高く評価された。

また同社が同時に出品した北海道・国稀酒造の「国稀 北海山田錦 純米大吟醸720㍉㍑」ラベルが日本印刷産業連合会会長賞、青森県・㈱南部美人の「あわさけスパークリング 120周年記念360㍉㍑」ラベルが優秀賞を受賞した。

関連記事

最新記事