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日本WPA カーボンオフセットで6000トンを達成

水なし印刷を通じた環境保全・事業発展と普及活動に取り組む日本WPAは、2009年2月21日に取り組みを開始したカーボンオフセット事業において、今年3月26日、総オフセット量が6,000トンに達しことを発表した。事業を開始してから約10年での達成で、カーボンオフセットに参加の会員は30社にのぼる。

カーボンオフセットの申請件数は、カーボンオフセットした印刷物の件数に相当し、約3,300件。印刷物1件毎に、専用ソフトウエアのPGGを用いて正確にCO2の排出量を計算して申請されている。オフセットした印刷物には、バタフライCO2ロゴが記載され、印刷物自身の排出量を知ることができる仕組みを導入している。

カーボンオフセット事業に参加している会員企業は、まず印刷工場、オフィスでの省エネルギ—活動を徹底する必要がある。そのためにエネルギー使用量の見える化を進め、可能エネルギーを導入し、自ら太陽光発電設備を設置したり、グリーン電力を購入している。印刷の生産性向上や資源(用紙など)を節約し、老朽化した印刷機をリノベーションして再活用するなど水なし印刷ならではのCO2排出量削減に取り組み、カーボンオフセットを実現している。
日本WPAは未来の環境のために水なし印刷を推進していく中で、カーボンオフセット事業も更に拡充していくことを決意。印刷業界で、他に先駆けて、着実な実績を積み上げている日本WPAのカーボンオフセット事業への支援・協力を切に願っている。

なお日本WPAではホームページでカーボンオフセット6,000トン達成の記事で、CO2の1kgはどれぐらいなのかについて、中部カーボン・オフセット推進ネットワークの資料から紹介している。また、6,000トンのCO2は、自動車で地球を540周回る時に排出する量に匹敵する量であり、6,000トンのCO2相殺量は、50年生の杉の木、43万本が1年間に吸収するCO2に匹敵するという。

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