日本HP 同人誌印刷の栄光がHP Indigo 7K デジタル印刷機導入
日本HPは同人誌印刷の国内大手企業である栄光(広島県福山市)が「HP Indigo 7K デジタル印刷機」を導入したと発表した。
栄光は1975年に広島県福山市で創立され、1987年に同人誌事業に参入。業界に先駆けて同人誌のオンライン受注を2011年に開始し、今では全国2万人の漫画同人誌作家を顧客に持ち、オフセット印刷技術を駆使した高品質な商品を提供している。対応ロットは大部数から小部数まで多岐に渡り、短納期、低価格を特長として毎月数千件のオーダーを受けている。
作画ツールのデジタル化と進化により、漫画同人誌作家は高精彩、広色域の高品質なカラー印刷を求めている。「HP Indigo 7K デジタル印刷機」は、RGB色域の再現に最適な特殊インキであるビビッドピンクやビビッドグリーンに対応し、色鮮やかなカラーを高品質で印刷することが可能。栄光は、HP Indigoデジタル印刷機を導入することで、オフセット印刷からデジタル印刷への移行を加速し、製造体制の全体最適化による生産性向上、サービス範囲の拡充や付加価値の提供により、さらなる顧客満足度の向上を目指す。
株式会社栄光 代表取締役社長 岡田 一 氏 談
当社のお客様(マンガ作家)のご注文は、今や99%がデータ入稿で、紙原稿の時代は完全に終わりました。しかもRGBカラーモードでの入稿が60%を超え、当社ではRGBをむしろ推奨しています。印刷会社側の手間を省くためにCMYK入稿を促す時代も終わったと考えています。
加速度的に進むデジタル化と、制作ツール・デバイスの高精細化は、印刷会社のスタンスを大きく変える時だと思います。その答えとしてHP Indigo の導入を決断しました。