日本HP HP Indigo 6Kデジタル印刷機を新設、顧客ニーズの変化や多様化に迅速対応
食品 包装資材の企画、製造、販売を行う吉村がラベル・パッケージ向けの新機種「HP Indigo 6K デジタル印刷機」 を新たに導入した。
1932年に創業し、今年7月に創業90年目を迎えた吉村は、「想いを包み、未来を創造す るパートナーを目指します。」を企業理念に、食品パッケージの一貫生産を強みとして日 本茶を中心にさまざまな業界に新たな提案を行っている。2008年に初めて「HP Indigo WS6000デジタル印刷機」を導入し、それまで大ロット印刷が中心だった商品 パッケージの生産にデジタル印刷の特長を生かした多品種小ロット印刷を導入した。
吉村のHP Indigoデジタル印刷機を活用した小ロット短納期パッケージ製造サービス「エスプリ」 では、生産量が増大し、現在4台の「HP Indigoデジタル印刷機」が稼働している。その 結果、同社におけるパッケージ製造は、デジタル印刷による生産量がグラビア印刷を上回 るまでに成長している。
農林水産省が2020年秋に実施した緑茶の飲用に関する意識・意向調査(令和2年度 食料・農林水産業・農山漁村に関する意識・意向調査)によると、 コロナ禍で自宅で過ごす時間や自宅での食事が増えたことで、特に18歳から29歳の世代で 茶葉からいれた緑茶の飲用頻度が増加している。
吉村では、年間10回程度消費者へのグ ループインタビューを行うなど、暮らしの変化や消費者の嗜好の多様化に注目してき た。
このたび、市場の変化への迅速な対応と、さらなる提案力と生産性の向上を目的に、 初号機を「HP Indigo 6K デジタル印刷機」に入れ替え、同社の静岡総合工場に導入するこ とを決定した。
最新の「HP Indigo 6K デジタル印刷機」の採用により、特色の色合わせを自動化する新ソリューション「Spot Master」の活用や、分光光度計や3Dキャリブレーション機能による 色合わせ作業の自動化などで、さらなる品質の安定と業務の効率化を目指す。また、データ処理速度が向上したことで、可変デザインなどの印刷の際にもデータ送信から印刷 完了までの時間を大幅に短縮する。