日本製紙 インキ乾燥性を高めたコート紙~全国供給体制を確立
日本製紙は、インキ乾燥性とインキ耐摩擦性を高めた西日本地区向けのコート紙の新製品「シルバーダイヤDRY」の販売を開始した。昨年10月に発売した「ユーライトDRY」に続く製品。同社では全国に速乾性などの機能性を追求したコート紙を供給する体制を確立することになる。
新製品の「シルバーダイヤDRY」は同社の西日本地区向けコート紙の代表銘柄である「シルバーダイヤS」がベース。インキの油成分が紙内部に浸透しやすくすることで、業界トップクラスのインキ乾燥性を実現した。また紙の表面に滑らかさを持たせることで、従来品と比べてインキの耐摩擦性を向上させ、こすれに強い紙にするとともに、印刷後の色鮮やかさも同時に実現している。
同社はインキ乾燥性と耐摩擦性、同時に高い印刷再現性を併せ持つ「シルバーダイヤDRY」と「ユーライトDRY」をラインアップすることで、北海道から九州まで全国に供給できる体制を作る。