日本製紙 4月から印刷・情報用紙値上げへ
日本製紙株式会社は、4月1日出荷分から、印刷・情報用紙の価格修正し、値上げすることを発表した。
対象品種は、印刷用紙全般(上質紙・上質コート紙・軽量コート紙・微塗工紙、他)と情報用紙全般(フォーム用紙・ノーカーボン紙・感熱紙・PPC用紙、他)。
値上げ幅は、印刷用紙が15円/kg以上、情報用紙が10%以上。
値上げの背景として、印刷・情報用紙は、国内需要の低迷と市況の軟化により極めて厳しい収益状況に置かれており、昨年後半より原燃料の上昇が続き、収益をさらに圧迫する要因になっていることを挙げている。加えて、「徹底したコストダウンを進めてきたが、現行の価格水準は自助努力のみで再生産可能な収益を確保できるレベルを下回っており、製品価格の修正を実現する必要があると判断した」としている。