日本生産性本部 日本の時間当たり労働生産性は47.5 ドル(4,733 円)、OECD 加盟36 カ国中20 位
日本生産性本部は、「労働生産性の国際比較 2018」を発表している。これは、OECD データベース等をもとに毎年分析・検証し、公表しているもの。
それによると、日本の時間当たり労働生産性は47.5 ドル(4,733 円)で、OECD 加盟36 カ国中20 位だった。名目ベースでは、前年から1.4%上昇したもが、順位は変わらなかった。就業者1人当たりでみた労働生産性は8万4,027 ドル(837 万円)、OECD 加盟36 カ国中21 位となっていた。
2017 年における日本の1人当たり労働生産性(就業者1 人当たり付加価値)は、8万4,027 ドル(837 万円)だった。ニュージーランド(7万6,105 ドル/758 万円)を上回るものの、英国(8万9,674 ドル/893 万円)やカナダ(9万3,093 ドル/927 万円)といった国をやや下回る水準で、順位でみるとOECD 加盟36 カ国中21 位だった。
なお、日本の製造業の労働生産性水準(就業者1 人当たり付加価値)をみると、9万9,215 ドル(1,115 万円/為替レート換算)。円ベースでみると着実に上昇を続けているものの、近年は為替レートの影響でドルベースの水準が伸び悩んでいる。順位でみるとOECD に加盟する主要31 カ国の中で15 位で、昨年から順位を1 つ落とした。