日本工業規格(JIS) 31件の制定・68件の改正でピクトグラムに新たな表記加わる
製品の種類・寸法や品質・性能、安全性などを定めた国家規格である日本工業規格(JIS)について、31件の制定及び68件の改正が行われている。
経済産業省では、その中でも重要なものとして、①停止時・低速走行時の自動車騒音測定方法のJIS制定、② システムやソフトウェア製品の利用時の品質を測定するためのJISを制定、③ 案内用図記号のJIS改正、の3つを紹介している。
特に②案内用図記号のJIS改正では、案内用図記号(ピクトグラム)について改訂している。ピクトグラムは、言葉に依らない、見るだけで案内を可能とする表記。日本人だけでなく、日本語のわからない外国人観光客にもわかりやすい案内用図記号とするため、JIS Z8210(案内用図記号)に「洋風便器」「和風便器」「温水洗浄便座」の3つの案内用図記号が追加された。
今回の改正により、公共施設等でもJISによる案内用図記号が活用され、多くの人にとってより分かりやすい案内表示が行われることが期待されるとしている。